はじめに 学問、科学 研究・教育 先輩からのメッセージ リンク おわりに



(1)自然環境に調和した新しい食料生産技術開発    

@

土壌流亡、塩類集積に代表される土壌劣化の防止と土壌改良技術の開発

A

地下水汚染などの起こらない環境保全型の持続性をもった作物生産技術体系の確立

B

不良環境下における農業生産技術の向上

C

省資源、省エネルギー、省力型の高能率生物生産システム(植物工場システムを含む)の開発

D

果樹、野菜および花卉園芸技術の開発

E

植物の耐病性・耐虫性・抗ウィルス性などの防御システムの確立


F

生態系環境と調和した増殖・種苗技術の開発

G

重要生物種(魚など)の最大持続生産量の増大技術の開発


カボチャ、シカクマメ、タバコ(外来遺伝子導入)などのカルス培養

魚のニューバイオロジー(左) 仔稚魚の発育研究(右)


遺伝子組換え植物の作出


環境保全・省資源のための閉鎖型植物生産システムの開発

    

(2)生物機能の開発と応用

@

環境適応型植物種のバイオテクノロジーによる開発(光合成効率・収量効率の高い作物種、貧栄養土壌・乾燥地でも生産効率の高い作物種、保存特性・栄養特性・加工特性に優れた作物種の開発など)

A

イネなどの食用作物の遺伝子解析ならびにポストゲノム研究

 B

植物、動物、微生物の有用遺伝子の解析とその遺伝子産物(蛋白質)の構造と機能解析とその産業的利用

C

微生物による安全な酵素、食品添加物、機能性食品の開発

D

新規酵素の開発とそのバイオセンサーおよび医療診断システムへの応用

E

資源のリサイクル技術の開発(微生物育種による農産廃棄物の再利用システムの開発ならびにバイオマスエネルギー生産、プラスチックなどの難分解性の廃棄物を分解する微生物の開発など)

F

有用な生理活性物質の検索と合成


デンプンの品質をバイオで改良
G

蛋白質・酵素の産業的利用のための高機能化

H

免疫賦活成分の検索、アレルギー低減化に関する研究

I

食品、魚介類の特性を生かした機能性食品・薬品の開発

 

卵白リゾチームの結晶
卵白リゾチームのコンピュータグラフィクス
 

癌の多剤耐性に関与するMDR1による薬剤排出
酵母に発光させる。分裂酵母の核に局在する蛋白質をクラゲの発光物質と遺伝子工学的に融合させ、蛍光を見た写真。このように視覚的に知りたい蛋白質の存在場所を知ることができる。
 


(3)自然生態系の保全・修復

@ 熱帯林・乾燥地帯林などの生態系の解明と再生に関する技術開発
瀬戸内海などで最近大量発生のきざしのあるミズクラゲ
A 酸性雨など各種汚染による自然生態系破壊のメカニズムの解明と再生
B 生物的多様性の保全と遺伝資源の保全
C 砂漠緑化や乾燥地域の農地保全
D 海洋細菌、土壌微生物の機能を利用した環境修復
E 沿岸海洋環境の保全と修復に関する水産工学技術の開発
F 生物の環境応答能を利用した自然生態系のモニタリング技術の開発

ヘリコプターによる雲仙普賢岳の緑化(1995)(左)
雲仙普賢岳の緑化。1年後の垂木大地(1996)(右)

「豊潮丸」でのプランクトン採集

     

(4)動物の医療、多面的機能開発・利用

@ 家畜・ペットの医療に関する教育・研究

DNA合成器
A 新しい実験動物の開発(人の疾患モデル動物、臓器提供動物など)
B 有用蛋白質生産のためのトランスジェニックアニマルの作成
C 免疫遺伝学的技術の開発
D

E

F
野生動物の保護・管理

高等哺乳動物の遺伝情報の蓄積とその応用

海洋生物の食物連鎖による環境調和型の水産技術開発


レーザー光を用いる家畜胚の遺伝子操作

牛の構造を理解する実験実習の一つ

  


(5)人間の健康と生活社会環境の向上

@ 持続可能な方法での生物生産と農山漁村の開発
A 地域資源利用の効率を高める生産方式の多角化
B 都市再開発計画における農業と緑の調和
C 自然景観の保全、再生、修復に関する技術 
D 観賞用の植物や魚種の開発、動物園・植物園・水族館の役割に関する研究
E 長寿生活を豊かにする食料・健康資源の供給

  

戻る 上へ 進む